鳶工事
鉄骨建方工事
鉄骨建方とは、建物の骨格となる骨組みを作る上で基盤となる重要な作業となります。地上から足場を組み立てながら、それに合わせて鉄骨を縦・横に組み上げ、上へ建て上げていきます。建物の基盤となる鉄骨が組み上がって初めて、建物の床や柱を作る作業へ進んで行きます。都市を中心に数多く建設されている高層ビルなどの大型建築物を建築する上で鉄骨建方は最も重要な工事となり、規模が大きくなればなるほどその重要性や危険性も増して行きます。
一つ間違えれば命にも関わってきますので、安全性・確実性が求められ、少しのミスも許されない工事、それが鉄骨建方なのです。ですので、墜落・落下災害防止を万全にしてからの施工が必要となります。元請会社と念密な施工計画と搬入計画を事前に行い、その計画通りの施工を行わなければなりません。その為、関係業者が一致団結する必要があり、上棟まで高い緊張感が現場に溢れています。
弊社では多くの場数を踏んで磨き上げられた技術と経験豊富な鳶工が集結しているため、計画・手順を遵守しつつ、臨機応変に状況を判断しながら施工を行うことが出来ます。
足場組立解体工事
高層ビルやマンション、病院、ホテル、学校などの建物のほか、高速道路、橋などの建造物を建てる上で働く人たちが安全にできる設備がなければ、何も作業が出来ません。その作業をするための仮設設備を『足場』といいます。足場があって初めて建物の工事が行えます。弊社の足場組立工事は、主に建物の外部に架ける外部足場と建物内の壁や天井工事のために架ける内部足場の設置を行っています。
足場には本足場、一側足場、吊り足場、張出し足場、脚立足場などがあり、作業員の皆さんを作業箇所に接近させて作業させるための仮設の作業床や、これを支持する仮設物を設けます。足場組立工事では、安全に作業出来る通路足場や昇降設備を組立て、躯体工事でほぼ現場内の作業員全員が使用する外部足場を組み立てます。
足場組立・解体作業には、墜落・転落災害の危険性が高いだけでなく、物一つ仮囲いの外に落としてはならない公衆災害の危険性もあり、常に高い安全意識を持って作業に従事しなければなりません。弊社は長年に渡る超高層現場の仮設工事、鉄道建築工事を経験してきた強みを生かして、現場の安全を守る安全施設を強固に構築していきます。
土工事
掘削工事
建物の基礎を作るために土を掘り起こす作業の事を『掘削工事』と言います。敷地を切り開くためには植物の根を切らざるを得なかったことから『根伐り(ねぎり)工事』とも言われています。まず1次掘削としてバックホウ(ユンボ)と言われる機械で地面を掘り起こします。すでに構築されている土留めに沿って土を掘っていき、近くにあるダンプトラックにそのまま積み込みます。その後、2次掘削として、1次掘削で掘ったところまでバックホウが降りて、再び掘削作業を行います。1次掘削の場所よりさらに深くまで土を掘っていくので、ダンプトラックにはクラムシェルを使って土を積み込みます。土を掘るときに、周囲の土が崩壊しないように細心の注意を払いながら掘り進めていきます。
掘削工事では大型の重機を使用する他、大型現場では複数の重機が近接して作業を行うため、作業は危険と隣り合わせです。重機の作業半径内はバリケードなどで立入禁止措置を講じることはもちろんのこと、監視員を配置し「何人たりともそこに立ち入らせない」という高い安全意識が必要な作業です。
コンクリート打設工事
鉄筋を組み、型枠を組み終えた所に生コンクリートをコンクリートポンプ車で流し込み、高周波バイブレーターで突き固める工事です。生コンクリートを高密度に充填するため、竹の棒などで突いたり叩いたりして、空気や水を追い出していたことから『打設工事』と呼ばれるようになりました。建物が高層化・長大化する現在において、コンクリート構造物の施工は、建設産業の中でも大切な部分を占めており、コンクリート工事の役割は、ますますその重要性を増しています。
弊社は大規模建設現場でのコンクリート工事を数多く手掛けており、知識と経験が豊富な作業員が携わります。品質を求められるコンクリート工事において、コンクリート打設作業時の流し込み方法で手間と工夫を凝らす技術力には自信があります。
コンクリート圧送工事
コンクリート運搬車で建設現場に搬送された生コンクリートを、コンクリートポンプ車を使用して、油圧により所定の型枠内に生コンクリートを圧送し打込む工事をいいます。コンクリート打設工事は計画的に行わないとひび割れが生じて、構造物の耐力、耐久性を著しく低下させてしまいます。コンクリート打設前から綿密な打設計画を立て、打設間隔を出来る限り短くすること、打ち重ね時にバイブレーターを使い前後のコンクリートと一体化を図るようにすることが美しいコンクリート構造物を造るためには必要なのです。
弊社ではコールドジョイントを防止するため、分岐管を使用して圧送工事を行う工法を提案するなど、高い品質を保つための長年の経験と豊富な技能・知識の高さで元請会社様から熱い信頼を得ております。